「質問なんですが、複層ペアガラスって何もしていないのにひび割れすることってありますか?」というご質問を頂戴しました。
山武市もここ最近はとても寒くなりましたので割れた原因は迷わずすぐにピンときました。
割れた原因
一戸建て住宅2F掃出し窓が熱割れによってひび割れしています。
主寝室の掃出し窓ですが、たまたまお掃除中に窓から「パチン」と結構大き目な音が鳴り響いたそうです。
するとひび割れが走っていて当初は「外から何か飛んできて割れたんだ」と思っていたそうです。
確かにお問合せをいただいたときは「複層ペアガラスの外側部分がひび割れてしまった。
外側だけ修理をしてもらえないか?」という内容でした。
現場で確認した私は一目で「熱割れ」と判断しました。
ひび割れも外側ではなく実際には内側に入っていました。
複層ペアガラスの熱割れによる破損は、基本的に室内側が割れてしまいます。
また、割れ方にも特徴がありますので、一目でわかります。
室内の家具の配置やカーテンブラインドの取付状況などの考慮して判断はいたしますが、通常は一発で判断できます。
なお、外側や内側どちらか一方の修理はできません。
熱割れシーズン
複層ペアガラスの熱割れは、夏より冬のほうが起こる可能性がとても高いです。
山武市も寒さ厳しくなる11月から年明け3月位までが熱割れシーズンです。
最近では高機能複層ペアガラスの人気が高く標準仕様で採用されているケースも多々あります。
高級車と一緒で高級なガラス修理はそれなりの工事費用がかかりますのでくれぐれもご注意ください。
再発防止策
熱割れ原因はとても簡単なことでした。
お客様へ確認すると、「天気がよかったので布団を窓へ立てかけて干していました。」とのこと。
布団で熱の再放射ができず割れてしまったのです。
部屋干しでよくされる方も多いとは思いますが、絶対にしてはいけない行為です。
専門家にはNGなことでも一般の方が知る余地もありませんので仕方ないと思います。
繰り返し熱割れを引き起こさないためにも、十分注意してください。
事前見積もり依頼時のポイント ガラス修理・交換編