船橋市二和東で網入りガラス(ヒシワイヤ)の修理・交換です。
某施設の引違窓ですが、南に面しているため着色スモークフィルムが貼ってありました。
それも種類が異なるタイプを縦方向に3分割で貼られてします。
画像では見にくいですが、上部2/3にも貼られていますが、紫外線による劣化で退色しています。
この色が濃い部分にひび割れが入っています。
温度差による熱割れですが、暑さと眩しさを緩和しようと講じた策だったかと思いますが、まさかスモークフィルムを貼って網入りガラスがひび割れるなんて夢にも思わないですよね。
窓サッシを丸ごと外して網入りガラスを交換しました。
実は残された引違窓のもう一枚にもスモークフィルムが貼ってありました(画像右側)。
幸いにもこちらの3分割フィルムは、どれもきれいに退色していたのでガラスに与えるストレスが少なく割れなかったと思います。
私たちも網入りガラスに遮熱や遮光フィルムを貼ったりすることがありますが、少しでもストレスを抑えるよう吸収型(着色スモーク系)を避け反射系(ミラー調系)を貼ります。
それも部分的ではなく、硝子全面に貼ります。部分的に貼ってしまうことは熱の温度差が生じてしまうのでNGです。
網入りガラスは、元々熱割れを引き起こす特性を持ったものとなりますので、取扱いには十分お気を付けください。
以前は、網入りガラスも淡いブロンズ色が着色された物も流通しましたが、現在では廃盤になっています。
これも熱割れを引き起こしやすいためです(熱反射系の網入りガラスは現在でも流通あり)。
事前見積もり依頼時のポイント ガラス修理・交換編