今回は、エコ窓を使った窓リフォーム事例のご紹介です。
はじめに、「エコ窓」って何?というかたも少なくないはず。
でも、なんとなくイメージは沸きますよね!?
そう!エコロジーな窓。意外と簡単です。
エコ窓と呼ばれる窓は、大まかに分けて3つに分類されます。
1.エコガラス(ガラスのみ交換)
複層ガラス・真空ガラス等に金属膜をコーティングした「Low-E」ガラスです。
旭硝子・日本板硝子・セントラル硝子の各社において様々なエコガラスが提供されております。
住宅リフォームで使用するエコガラスは主に「ペヤプラス」・「スペーシア」・「窓ンナ」となります。
2.内窓・二重サッシ・二重窓(窓の二重化)
今ついている窓の室内側へもうひとつ窓をつけるアイテムが通称「内窓」です。
二重サッシや二重窓と呼ばれることもあります。
内窓は、組み合わせるガラスによって性能が大きく変わりますので、事前に目的を明確にしておくことがポイントになります。
製品は主に「プラスト」・「プラマードU」・「インプラス」が人気です。
3.サッシ交換(窓のグレードアップ)
エコ化するに際し、ガラスやサッシが傷んでしまっている場合には、窓の丸ごと交換も可能です。
既存枠を残しつつ新しいサッシを取付ける「サッシカバー工法」や、既存サッシ枠も撤去する「サッシ壁カット工法」等があります。
新設する窓も各メーカーさんより多種多様な窓が提供されています。
上記で簡単にご紹介したアイテムや工法を考慮し、お家の窓リフォームを考えます。
同じ家でも部屋によって窓の状態や損傷具合も様々ですし、窓によって改善したい目的も変わってきたりします。
ここから、そんな実例をご紹介します。
【お客様】
50代のご夫妻
【地域】
千葉県千葉市
【建物形態】
築25年木造戸建て住宅
【お悩み】
結露が出る、冬寒い、西日が暑い、楽器音が漏れる
【キッチン】
「結露が出るし冬は寒い」というのは奥様。
キッチンにいる時間が長いと寒いのはイヤですよね。
おまけに結露が出てカビでも出たら大変です。
当初、内窓をおススメしたのですが、「窓枠がなくなると器具が置けなくなるから」ということで、ここは「スペーシア」にしました。キッチンなのでくもりガラス仕様です。
【ダイニング】
キッチンに近いダイニングのすべり出し窓&FIX窓。
既存窓は何ら問題ないので、エコガラスでご提案。
内窓も内開きタイプであれば取付可能ですが、使い勝手が悪くなりそうなのでここも「スペーシア」。
【寝室】
ダイニングと同じタイプの窓です。
こちらも使い勝手を考慮し「スペーシア」。
寝室内にあるクローゼットにも窓が。
「西向きの窓で暑いし結露も出る」ということから、内窓「プラマードU」の内開きを設置。
【書斎】
ご主人の書斎ですが、趣味で音楽もされているそうです。
引違窓は建付けも悪く強風時は「バタバタ暴れてうるさいし怖い」ということで、サッシカバー工法「マドリモ」で丸ごと交換です。
既存窓のサッシ枠と新設したマドリモサッシ枠のカバー材は、高級感溢れるラフォレスタ仕様に!
ダイニングと同タイプ窓もあり、こちらは「スペーシア」へ交換。
一軒のお家でも、お部屋や方位、使用環境等によって改善したい目的は異なります。
エコガラス・内窓・サッシ交換の何れかの方法で、窓環境を改善しバランスのとれたエコ化対策ができます。
事前見積もり依頼時のポイント(内窓・二重窓・二重サッシ編)