荒川区の空き巣現場の被害者様よりガラス修理のご依頼です。
「ガラス屋さんにお願いだけど、雨戸のカギが壊れていて閉まらないからなるべく早く来てほしいけど」と緊急なご依頼でした。
ガラス割り手口
一戸建て住宅の和室掃出し窓が特殊工具によって壊されています。
市販品のフィルムを奥様が貼ってありましたが、残念ながら役に立っておりませんでした(泣)
ガラス屋やフィルム屋が扱う業務用の防犯フィルムは0.5mmの肉厚に対し今回、荒川区で貼られていたものは0.1mmの薄手のタイプでした。
壮絶なバトル
なんとこちらの現場では、空き巣犯と鉢合わせになったそうで、壮絶な捕り物劇があったそうです。
ある日の午前9時ごろご主人が野暮用で出かけたそうです。
ご主人を見送った奥様は2階のベランダで洗濯物を干していたそうです。
すると1階で何やら物音がして、奥様はてっきりご主人が忘れ物を取りに来たと思ったそうです。
2階から声をかけても返事がしない?
不思議に思った奥様が1階へ降りてみると、なんと!見知らぬ男が物色をしていたそうです。
慌てた泥棒はすぐさま逃げ出し幸いなことに奥様への危害はなかったそうです。
いち早く110番をした奥様は、なんと泥棒の追跡に!
数百メートル離れた辺りで泥棒を視界に捉えた奥様は、大声で「どろぼう!」と連呼したそうです。
すると、たまたま近くで道路工事をしていた職人さんと警備員数名でお目当ての泥棒を捕まえたそうです。
捕らわれた泥棒は、60歳ぐらいで上下ジャージ姿、所持品はペットボトルとドライバーのみだったそうです。
一見見ると散歩かジョギングをしているような感じだったそうです。
無理もありません。午前9時過ぎの出来事ですから。
鉢合わせの恐怖
しかし、今回の荒川区の現場のように鉢合わせてしまうケースも少なくありません。
泥棒が逃げたとしても本来は追跡してはなりません。
なぜなら逆上した場合、危害を受けてしまう危険性があるからです。
無理な追跡はせず、速やかに警察へ連絡をして捜査は本職である警察官へ任せましょう。
一番盗られていけない物は尊い命だとガラス屋は思います。
防犯対策
今回の荒川区のお客様はフィルムシートを貼るなど防犯意識はそれなりにありました。
ただガラス屋が考える防犯とは異なり選択が誤っていた結果だと思います。
「よい経験と勉強になった」と奥様。
ガラス修理後に業務用の防犯フィルムと一部の窓へ防犯ガラスへお取替えさせていただきました。
あと、防犯ブザー。「鉢合わせした時のため」だそうです(怖)
事前見積もり依頼時のポイント ガラス修理・交換編