【テラスドアガラスの修理交換事例】
現場近くにある不動産管理会社様よりガラス修理・交換のご依頼です。「先日、千葉市中央区の●●マンションのガラス修理・交換を依頼した●●と申します。弊社が管理する賃貸マンションのテラスドアガラスが空き巣に破られてしまい至急対応していただきたいのですがお願いできますか?」という内容のお問合せからでした。この日は運よく隣の稲毛区でガラス工事中でしたので、現場が終わり次第、中央区の現場へ向かうことになりました。
現場状況
見覚えのある中央区のマンション現場へ着くと前回も対応してくださった管理人さんが誘導してくれました。「ガラス屋さん、まただよ。今度は同じ階の3●●号室。角部屋にしかないバルコニーの勝手口ドアガラスが破られちゃってさぁ。本当にまいるよね。」管理人さん談
お部屋に入りテラスドアを見てみると、網入り透明ガラスが激しく破壊されておりました。前回もとても激しい攻撃でしたが、今回も結構大胆に破壊しています。また、ガラスを割っている箇所にも注目です。空き巣は通常サムターンに近い箇所のガラスを割りますが、今回は勝手口ドアの下側です。写真を見るとわかりますが、ドアの下側を破る分にはベランダフェンスが死角になり外部から見えません。おそらく下側に大きな穴を開けて手を入れて開錠して侵入したものと思われます。
あと気になったのは侵入経路。ベランダ付近を見回したところ外部から侵入できるような足場がほとんどありません。管理人さん曰く「警察の方も言っていたけど今回の泥棒はスパイダーマンのようだって。信じられない経路から侵入しているよね。」私が見ても信じられないのですが、実際に侵入されておりますのでその信じられない経路から侵入したことなのでしょう。今回に限らず空き巣被害現場では、稀にこのような想定外の窃盗事件もあります。
ガラス修理内容
私が現場到着時には警察による現場検証も終わっていたのですぐ工事に取り掛かりました。まずは破壊された網入りガラスを撤去します。続いて新しくはめ込むガラスのサイズを計測します。計測後、網入りガラスを切断しテラスドアガラスにはめ込みます。最後にコーキング剤を充填して完了です。コーキング剤の養生期間は2日間ほどです。養生期間中はドアの開け閉めをやさしく丁寧に行い網入りガラスを押したり触ったりしないよう注意が必要です。
あとがき
「こんな分厚い網入りガラスも現場で切っちゃうんだ」と管理人さん。切る内容にもよりますが、10ミリぐらいまでなら現場カットしちゃいます!分譲、賃貸問わずマンション窓ガラスの修理・交換はとても多いです。
今回のように管理人さんが常駐している現場も多々あります。協力的な方からそうでない方(笑)といろいろなタイプの管理人さんがいらっしゃいます。上手にお付き合いするのもガラス屋にとってとても大切な仕事です。もちろん、同じマンションの入居者様も同様です。単にガラスを取り替える職人では仕事にならないのが現代だと思います。
事前見積もり依頼時のポイント ガラス修理・交換編