【市川市で複層ペアガラス修理・交換事例】
「お風呂にある複層ペアガラスがひび割れてしまったので交換していただきたいのですが。直近でガラス屋さんの来れそうな日時を教えてください」というご調整からでした。予約された日時に現場へ伺うと、案内された浴室は二世帯住宅の二階でした。
割れた原因
「ガラス屋さん、質問ですが以前も下側の複層ペアガラスが自然に割れて取り替えたことがあります。今回は上側ですが同じく自然破損しています。これってガラスがダメなんでしょうか?」と現場のご主人からの質問がありました。
画像のとおり、何かをぶつけたような痕跡もなく自然にひび割れたような感じに見受けられます。ただし、いつもの熱割れとは違う気がします。よくよくガラス面を見てみると、複層ペアガラスの空気層内部に水が溜まっていました。
内部結露の症状が悪化し進行したもので、水深3cmほどありました。ガラス屋的に「水圧破損」と断定しました。「割れる前は10cmぐらい溜まっていたかも」と奥様。
浴室の複層ペアガラスに起きやすい症状で、過去に同じ内部結露によるお取替えをしています。各メーカーとも複層ペアガラスの内部結露補償は10年間。10年を過ぎると実費での交換が必要になります。
再発防止策
これといって防止策がないのが本音です(施工方法に工夫することは可能です)。とにかく水蒸気や水分が付着した窓を放置しないことが一番です。浴室に限らずキッチンや洗面所など水蒸気の発生が多い箇所は要注意です。
その他、加湿をされていて窓に結露が付着するケースも含まれます。今回の現場に限らず、複層ペアガラスは「水分や湿気に弱い」と認識してください。
あとがき
複層ペアガラスの内部結露は徐々に浸食します。最初はカビが生えたり細かい極僅かな水蒸気が発生したりします。徐々に水蒸気の付着量が増しさらに浸食すると今回の市川市の浴室ペアガラスのように水が溜まることもあります。
「おかしいな?」と感じたら、早めにガラス屋へ修理・交換の依頼をしてください。
事前見積もり依頼時のポイント ガラス修理・交換編