千葉市緑区のお客様より出窓ガラスの修理・交換依頼です。
「割れたガラスを取り替えてほしい。寒いので可能であれば今日中に依頼したい。今日これから来て直してくれるガラス屋さんにお願いしたい。」というご相談からでした。
違う現場の予定が入っていたのですが、事情を説明したところ「困っている方を優先してあげてください」とお心遣いをいただき鎌取町のお客様宅へ急行しました。
割れた原因
鎌取町の現場に到着し早速割れた出窓ガラスを見ると、割れた原因は一目瞭然でした。
お客様に尋ねると「やっぱりガラス屋さんが見ればすぐにわかるんだ。さすがプロだね。お察しのとおり空き巣に割られました。」
念のため被害届の有無を確認すると「警察官と鑑識の方が来て検証済みです」ということで、取り急ぎ交換の段取りをします。
修理内容
鎌取町で空き巣に割られた出窓ガラスは、線入り磨き磨き板硝子という種類のガラスでシャッターや雨戸のない出窓に多く採用されているガラスです。
保険対応ということでしたので、作業前に写真撮影をします。窓ガラスを外して新しい線入りガラスに取り替えます。ビート(ゴムパッキン)も傷んでいたので新しいパッキンにお取替えします。
本来であれば、防犯ガラスに交換したいところなのですが、千葉市緑区のお客様が「一週間も待てない」ということでしたので、後日、防犯フィルムとサッシ補助錠を取り付ける対策となりました。
また、「ホームセキュリティの導入も検討したい」ということでしたので、知り合いの警備会社さん(セコム)をご紹介いたしました。
被害状況
今回は正確にいうと空き巣ではなく「居空き」という手口でした。居空きとは、家人がいるのを知りながら侵入する窃盗行為のことです。
つまり、家の中に誰かがいるのをわかっていて侵入してくるので、居直りが怖い手口です。
鎌取町の被害現場はごく一般的な2階建て一戸建て住宅で、ご夫婦で住まれていて就寝は2階の寝室で寝ているそうです。寝ている間に侵入されているわけです。
被害に遭ったと思われる深夜は強風の影響で雨戸が暴れる音などがしていたそうで、空き巣とは思わなかったそうです。しかし、鉢合わせにならなかったことが不幸中の幸いだとガラス屋的には思いました。
今回被害に遭った出窓は1階のダイニングルームの窓。ここから侵入して1階のリビング、和室、ダイニングを荒らしていったそうです。
被害はダイニングルームに置いてあった小銭貯金箱(10万円相当)+奥様の財布に入っていた現金(3万円相当)+その他貴重品などが盗まれたそうです。
あとがき
【お客様談】
「20年以上も住んでいるが、この地区で空き巣被害に遭ったなんて聞いたことがなかった。先日も町内会の回覧板が回ってきて空き巣被害はほとんどないと書いてあった。まさか、このエリアに空き巣が来るとは夢にも思わなかったし、我が家が被害に遭うなんぞ到底考えたこともなかった。ちなみに同日町内で他2件の空き巣被害があったと聞きました。」
誰もが「我が家は大丈夫」だとか「盗まれるものなどない」と考えて被害に遭っています。被害に遭ってしまったら二度と辛い目に遭わないような対策が必要かと思います。
「防犯対策は皆無」という方がいらっしゃいましたら、必要最低限の防犯対策(補助錠の設置等)は施工されてください。
事前見積もり依頼時のポイント ガラス修理・交換編