「築40年超のマンションをリノベーションしたのですが、窓だけはどうにもリフォームできず困っています。すきま風やら冷気やらが入ってきて窓際はとても寒いです。古いマンションなので取付できるかわかりませんが、何とかなりませんか？」というお問い合わせです。
対象の箇所は3窓。
不二サッシの特徴的なサッシが採用されています。
40年以上も経っていますから、気密材も劣化して建付けもイマイチ。
それはすきま風や冷気は容赦なく入ってきますね。
サッシ交換は簡単ではありませんし管理組合の許可が必要です。
ガラス交換のみだと気密性能が上がりませんので内窓の「プラマードＵ」をご提案いたしました。
和室は既存和障子を撤去して、鴨居と敷居のところへ内窓を設置します。
もともとの隙間を塞ぐため埋木をして埋めます。
和室なので障子調に見えるタイプの内窓にしました。
格子入りのLow-E複層ガラスです。
空気層の内部へ格子が組み込まれているので掃除の手間もありません。
ぱっと見は和障子そのものですね。
問題は洋室の2窓。
内窓の取付スペースは窓枠に70ミリ必要なのですが、こちらの窓枠10ミリしかなく「ふかし枠70」が必要でした。
カーテンBOXとの兼ね合いもあり加工が必要で腰窓については補強材も必要でした。
加工を済ませふかし枠を取付プラマードＵを取り付けてゆきます。
補強材は壁内部の適所に下地材がないため束仕様をチョイス。
3本の柱で荷重を支えます。
なんやかんやでとても緻密な施工が要求されましたが、性能を発揮できる取付ができました。
内窓にも色々種類がありますので、どれが適したものか判断が難しいところです。
お悩みになったら内窓のプロへご相談されてみてくださいね。
事前見積もり依頼時のポイント（内窓・二重窓・二重サッシ編）
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