内窓プラストはイタリア生まれの北海道育ち
1970年頃、樹脂製サッシの技術はドイツとイタリアが優れた技術を有し、特にイタリア製のサッシはデザイン面で優れその技術を日本に伝えることに。
イタリアから取り入れた樹脂窓技術を引違窓が主流の日本建築や気候に合わせて「内窓」という独自の文化を誕生させました。
樹脂製の窓で二重化することによって「防音+断熱」効果を生み出すという新しい発想の窓を開発。のちにプラストは北海道で住宅の断熱性を向上させる窓として重要な役割を担うこととなり、全国にその名をとどろかす存在となりました。
気密材メーカーが製造する内窓プラスト
内窓プラストの製造を担う大信工業社は、気密材メーカーでもあります。創業時からのコア事業として、今でも各アルミサッシメーカーさんへ部品供給をしています。
一方で内窓メーカーという一面も持ち合わせます。大信工業社は当初、外窓サッシの樹脂窓からスタートしましたが、内窓プラスト開発後は内窓の専業メーカーとして特化しています。
大信工業社は、いわゆるアルミ等の金属を中心としたサッシを製造するメーカーではなく、内窓+気密材メーカーとなります。とことんデザイン+機能性にこだわった内窓なので、ユーザー様の評価も抜群に高いのも納得できます。
内窓プラストの「断熱力」
徹底した窓の断熱で心地よい住空間を実現します。
「窓」は、住まいの中で最も熱の出入りが大きい場所。
通風や採光、眺望を得るための窓は、建物の中で最も熱の出入りが大きい場所です。冬には室内の約48%の熱が窓から逃げてゆき、夏は屋外から約71%の太陽エネルギーが侵入します。
内窓プラストは、熱伝導を絶って冷暖房効率を高めます。
窓を構成するアルミサッシやガラスは熱伝導率がきわめて高く、外気温が室内に大きく影響します。既存の外窓(アルミサッシ)へ内窓プラストを取付けすると、窓の表面温度を室温とほぼ変わらないレベルに抑えられます。
高気密化のために独自開発した、画期的なダブルフレーム工法。
窓の断熱性能を向上させるために追求して「内窓プラスト」が開発したのが、外枠+内枠のダブルフレーム工法です。窓枠の寸法差やたわみ・ゆがみにもジャストフィットし、外窓と内窓との隙間をなくして経年変化にも対応。安定した性能を長期にわたって確保します。
樹脂メーカーならではの経妊変化に強い高純度素材を採用。
一般的なPVC(ポリ塩化ビニル樹脂)には、紫外線の影響を受けて黄色く変色しやすいという特徴があります。しかも内窓は夏の間、外窓以上に高温状態に置かれとても過酷です。「内窓プラスト」は、樹脂メーカーである大信工業社が高純度の樹脂素材を独自に配合して製造しています。長期間、色褪せしにくく、しなやかな強度を保ちます。
窓の断熱力を高めることで冬の結露も軽減します。
窓に発生する結露は、外気に冷やされたアルミサッシやガラス表面に室内の暖かく湿った空気が触れることで発生します。樹脂素材の熱伝導率は、アルミ素材の1/1000程度。「内窓プラストを設置することにより、アルミサッシに比べ結露発生量を1/2.7以下に抑制することが可能です。相乗効果として、黒カビやダニの発生、内装材(クロスやフローリング等)の劣化も軽減します。
内窓プラストの「防音力」
窓の高気密化で防音・遮音を実現。静かな住空間を演出します。
薄いガラス窓や隙間から多くの騒音が侵入。
建物に設けられた窓は、壁や天井、床に比べると圧倒的に薄い場所。人が不快に感じる騒音や漏らしたくない室内の音の多くは、窓ガラスを通じて出入りします。
内窓プラストの取付で、道路交差点の騒音が図書館並みに。
窓を2重にすることで生まれる空気層によって壁の厚さが増し、窓から出入りする音を大幅に減らすことができます。例えば、幹線道路の交差点に相当する80dbの騒音を図書館並みの35db程度まで下げることが可能です。
アルミサッシと内窓の間に生まれる空気層が気になる音を減らします。
屋外からの音は、窓ガラスを通り抜けてきます。既存窓(アルミサッシ)と内窓の間にある空気層は音に対して吸音材の役割を果たし、空気層が大きいほど遮音性が高くなります。一般的な空気層は約5~7㎝になりますが、増枠を設置することによって増やすことも可能です(対応不可の場合あり)。
可能な限り高気密化を実現。隙間からの音のすり抜けをカードします。
一般的な内窓を取付けることで、窓の気密性は高まります。その効果を最大化するため「内窓プラスト」は隙間を限りなく減らし、さらに数多くの気密材を挿入しました。引違窓の場合、重なり合う召し合わせには、かみ合わせて気密性を確保する「煙返し」を採用し高気密化を徹底しました。内窓を閉めるだけで気になる音を大幅に軽減します。
内窓プラストを取付けることで、静かで快適な環境を実現します。
既存アルミサッシ窓の室内側に「内窓プラスト」を取付けることで、最大-45dbの遮音効果を発揮。音に悩みや心配がない快適な室内環境を実現します。また、レール溝にサッシ全体がは入り込む「丘戸車式」を採用。戸車が走る「丘」の強度が高いため、重たい防音合わせガラスとの組み合わせも可能となり、よりレベルの高い防音ニーズにも対応できます。
内窓プラストならではの高気密アイデア。
サッシとは発想が異なる樹脂製建具が原点。
「内窓プラスト」は、木製建具を樹脂で作ることから始まりました。サッシのようにクレセント(カギ)で枠と枠を締めつけるのではなく、「面」で気密を取る構造も建具ならではの発想です(オプションでクレセント設置可能)。
上枠の隙間をふさぐ「アジャスター」機能。
上内枠の内部にはクッション材が挿入されており、上枠をバウンドさせて内窓上部に落とし込むことで鴨居溝との隙間を抑えます。経年に伴う設置枠のたわみ・ゆがみ・垂れにも対応して気密性を保ちます。
樹脂の柔軟性を考慮した、召し合わせ部の「煙返し」
樹脂の柔らかさに配慮して引違の内窓が重なる召し合わせに「煙返し」を採用。内窓を閉めると、召し合わせ部がしっかりとかみ合うことで気密性を確保します。標準ではクレセントの設定がないため、インテリア性にも優れています。
敷居溝との隙間をふさぐ「スプリング式スライドピース」
戸車の高さ調整で生まれる敷居溝との隙間をふさぐため、スプリング式スライドピースを採用(NT型・HT型)。自動的に上下動することで内窓を密着させつつスムーズな開閉を可能にし、熱や音の出入りをガードします。
高気密化のために独自開発した「ダブルフレーム工法」
設置枠のたわみ・ゆがみに対応しながら高気密化するために大信工業社が独自開発。精密な採寸後にオーダーした外枠を固定し、内枠をはめ込むことで隙間をなくします。内枠には外枠固定のために使用する金具を隠す美観効果も含まれます。
レール内部に気密材を入れている「丘戸車」
独自開発した「丘戸車」は、レール溝内部に気密材を入れることで高い気密性能や断熱性を保持。また、平らな枠の上を戸車が走る構造のため重力が分散し、レールが潰れることなく内窓に重たいガラスを組み合わせても優れた耐久性を発揮します。
枠の収縮を抑え込むタッカーによる取付
外枠の取付けは一般的な内窓と異なり、ビス止めではなくタッカー(建築用ホッチキス)を使用します。枠全体を細かいピッチで並列に固定することで、より密着性を高めます。また、タッカー止めすることによって寒暖差による枠の収縮を抑え込む効果もあります。
熱と音の出入りを防ぐ高品質な気密材
「内窓プラスト」は、熱と音の通り道となる僅かな隙間も逃さず徹底的に気密材を多用しています。気密材メーカーでもある大信工業社ならではの配慮と高品質な部材が、外気からの影響をシャットアウトします。
内窓プラストの高気密の理由は、ダブルフレーム工法にあり。
妥協することなく断熱力と防音力を追究した「内窓プラスト」
最大の特徴は、独自開発した「ダブルフレーム工法」にあります。この工法は設置枠に対して、外枠+内枠のダブルフレームで内窓との隙間を極力なくして高気密を実現する、他社には見られない画期的な工法です。専門的な高度の施工技術を要しますので、大信工業社の研修を受講した信頼のある施工店での取り付けが必須となります。
窓の断熱力・防音力の向上は、設置枠の問題解決が前提です。
どんな住宅でも大なり小なり窓枠にはゆがみ・たわみがつきものです。多少の誤差は許容範囲ですが、ある一定以上の狂いが生じている場合は専門的な技術が不可欠となり、一般的な内窓を付けても本来の効果を得られません。内窓プラストは、設置枠の変形などに対応して気密性が損なわれにくい構造にするとともに、研修会に参加し一定の条件を満たした施工店による設置を推奨しています。
ゆがみ・たあみのある窓枠にフィットさせるため正確に採寸します。
内窓を窓枠へフィットさせるため、正確な採寸を実施します。採寸された寸法に合わせて正確に製造します。採寸が決め手となるといっても過言ではないため、採寸時の障害物等の移動協力をお願いします。
隙間ができないように外枠は電動タッカーで取付。
縦および上外枠を取付ける際は、微妙な曲がりにもなじむよう、タッカー(建築用ホッチキス)にて取り付けます。窓枠のゆがみやたわみがある場合は、レーザー測定器等で確認しながら調整して取り付けます。
内窓を入れ込み内窓の気密性を高めます。
取付けた外枠に対して、内枠を三方向に入れ込みます。上枠の内部にはクッション材が入っており、わわみ・ゆがみ・垂れがあっても調整可能なため、気密性を保持します。また、上部内枠は調整ビスによってわずかな曲りにも追従できるように考慮されています。
窓を閉めるだけで快適な室内空間を実現します。
「内窓プラスト」は、ダブルフレーム工法によって窓枠のゆがみ・たわみ・垂れなどに追従して隙間対策を徹底。さらに、巧みな施工技術によって性能を最大限に発揮する独創的な内窓です。内窓を閉めるだけで、外窓と内窓の間を高気密化し、高度な断熱力と防音力で快適な室内環境を創造します。
「内窓プラスト」のサッシカラーは3種類。
アイボリーホワイト
反射色のアイボリーホワイトは、純白色より若干明るさを抑え、暖かみを持たせた「内窓プラスト」の定番カラーです。同色系の壁紙と合わせることで、照明や窓から取り込んだ光を反射して、室内を明るく広く演出します。
ヒノキ(木目調)
和室や木質系の室内空間に合うようにヒノキの色味を再現し、さらに木目調加工を加えています。クレセントなしの「内窓プラスト」の特徴に加え、和紙調ガラスを使用することで木製建具のような質感が得られます(現在、格子は製造を中止しております)。
ヒーリンググレー
引き締まったデザインのインテリアにマッチする、光を吸収するカラーです。色味の濃いフローリングや木額縁、グレー系の壁紙など、様々なカラーのインテリアと合わせても主張しすぎず自然な色味の調和が楽しめます。
本ページのコンテンツ内容は一部、内窓プラストカタログより抜粋しております。
内窓プラストの参考費用一覧
タイプ |
主な効果 |
ガラス種類 |
窓枠サイズ 横mm×縦mm |
価格 (税別) |
---|---|---|---|---|
プラスト NT型 引違2枚建て |
断熱 結露抑制 省エネ |
透明 単板ガラス 5mm |
1600×900 1600×1200 1600×1800 |
¥47,800 ¥56,100 ¥63,500 |
プラスト NT型 引違2枚建て |
防音 断熱 結露抑制 省エネ |
透明 防音ガラス 6.8mm |
1600×900 1600×1200 1600×1800 |
¥66,600 ¥81,100 ¥100,900 |
プラスト NT型 引違2枚建て |
防音 断熱 結露抑制 省エネ |
透明 真空ガラス クリアfit 6.2mm |
1600×900 1600×1200 1600×1800 |
¥73,800 ¥90,700 ¥115,300 |
上記料金のほか、下記が加算されます。
施工費 |
¥5,000~ |
---|---|
諸経費 |
¥3,000~ |
表示価格は税別です。
※1.上記は内窓標準価格の目安です。
※2.オプション材の取付けや造作が必要な場合は別途費用が発生いたします。
※3.足場が必要な場合は別途費用が発生いたします。
※4.大型窓の運搬は別途費用が発生する場合がございます。
※5.駐車場料金は実費ご負担ください。
※6.価格は予告なく変更になることがあります。
窓枠サイズとは?
内窓プラストの施工対象エリア
内窓の性能では業界ナンバーワンの「内窓プラスト」。プラマードUやインプラス等と比べると多少高価なところが玉にきずですが、その分、効果は絶大です。組み合わせるガラスとのバランスも必要ですし予算内でどうまとめるかが問われます。
窓名人では、数ある「内窓プラスト」+ガラス組み合わせの選択肢から、お客様ごとへ適材適所のご提案が可能です。
お問合せからご注文、工事まで
窓ガラスサッシの結露防止と断熱対策は、内窓・二重窓・二重サッシがおススメ!
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創業から16周年、15期連続黒字決算がお客様からの信頼・評価と自負しております。
内窓プラストのことならお気軽にご相談ください。親切・丁寧にお応えいたします。
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